1.こんな家に住んでみたい、そうして建てた注文住宅
窓は二重で、ついでにカーテンも二重で設置できるようにしました。
屋根と天井、壁に天然素材の断熱材を入れ、床は無垢の木を奮発しました。
大した暖房を入れなくても、冬も裸足で過ごせる家になりました。
2.過去1、隙間風の入った家
小さい時に住んでいた家は、典型的な日本家屋。広さや天井の梁が見えるところはよかったのですが、隙間風がすーすーでした。夏の西日はガラス窓から強烈に差し込みました。土間は涼しかったのですが、冬は時々水が凍っていたのを覚えています。掘りごたつ、石油ストーブ、常に暖房の側に張り付きたくなるような家でした。
3.過去2、零下になったら、窓がちょっと白いかな~
実家を出てひとり暮らしを始めるようになって、驚いたのは“暖房の効きの良さでした。
窓から隙間風がないだけで、こんなに違うものかと初めて知りました。
転職と共に何度か引越しをし、物件も廻ってみて、断熱技術の違いと進歩をまざまざと見せつけられました。
4.そして自分の家を建てる
実際に住んだり見学をしたりした経験を、マイホームにつなげてみました。
設計時に気密性と断熱性、それから防犯について何度も相談しました。かなりうるさがられたと思います。
けれど窓と玄関、たてつけや屋根、そして壁と床。これはどうしても譲れなかったのです。
住む場所と、耐震性の次に重視しました。
屋外の暑さや寒さを防ぐと、居心地が格段に違います。
隙間風がないので、あちらこちらの部屋を開放的に使えます。家の中でヒートショックも起こりません。おまけに光熱費のあまりかからない、効率のいい住まいができました。